CAESU.の店舗が出来るまで【什器、内装編-後編】

CAESU. SDGs OUTDOORの実店舗を作る際、CAESU.のコンセプトからヒントを得て内装展開図を作成しました。

 

今回は「CAESU.の店舗が出来るまで」後編となる什器、内装編になります。

 

前回は床の内装設計から実際に施工していく過程をご紹介しましたが、今回はいよいよ什器、内装へ取り組み着々と雰囲気が出てくる様子を画像を見ながら進めていきたいと思います!

 

 

↑が前回の床張り作業の完成系です!
実際に真っ白な状態と比較すると

だいぶ雰囲気が変わりましたね🪵

 

さて本題の什器、内装の件を進めていきます。

 

実際にコンセプト自体が「CAESU.SDGs OUTDOOR -環境問題を意識したSDGsアウトドアブランド-」とあるように、什器にもそういったアクセントを取り入れていきます。

 

 

まずは代表、常泉の地元である青森のりんご農園から古くなり利用せず保管されていた出荷時に利用する「りんご箱」を頂きました。
りんごを出荷する際に利用するりんご箱は廃棄物として処分しなくてはなりません。

よくキャンプに行く人なら「ギアボックスに使えないか?」など考えているかもしれません!(いずれ商品化しますのでお待ちください!)

 

が、今回は内装として利用するため再利用させて頂いております。

 

↓これから加工するりんご箱

CAESU.の店舗は区分けされており、

 

・ショップエリア
・インフォメーションエリア
・ミニバックオフィス

の3エリアに分かれています。
りんご箱はインフォメーションエリアでレジデスクとして利用しようと思い取り寄せました🍎

 

まずはりんご箱自体の汚れを落とすためポリッシング加工を行います。(画像撮影しておらず。。)
その後、りんご箱の塗装へ入ります。
ナチュラルな木目を活かしそのまま使っても良かったのですが、インフォメーションエリア・ミニバックオフィスは雰囲気を変えようと思い切ってミルクカラーに🍼

 

 

ミルクカラーがナチュラルな雰囲気にとっても合います♪

さらにデスクの天板部分となる板には、木材加工業者様より出た廃材を利用させて頂き、あっという間にインフォメーションエリアのレジデスクが完成!

 

※画面中央と右側に映る、白色のボックスが加工したりんご箱です🍎

インフォメーションエリアはレジを配置したり、小物アイテムを販売するエリアとしても利用し、左側には店舗で出来る小さな加工やアフターサービスの為の作業エリアも一緒に作ってみました。

 

さて、お次はミニバックオフィスです。
CAESU.のオンラインショップや販促、マーケティングなどデスクワークを行うエリアをお客様から見えるようにハーフオープンスタンスで作り上げたいと思っていました。
そこでまずはバックオフィスのテーブル作りから開始します。

 

 

個人的に購入して、保管しておいたスギの一枚板をサンダーでやすりがけを行い、艶出し加工として天然素材であるミツロウを表面加工処理しました。

 

 はい、出来上がりです。(写真撮り忘れです…)
足部分になる木材は床作成時に不要になった木材を利用し、ツギハギ加工でどうにか接着!横250cmの長めの一枚板オフィスデスクの完成です!!

 

実際にインフォメーションエリアの什器とミニバックオフィスの什器を配置してみると、一気に雰囲気が変わりました💡

 

広葉樹・針葉樹の薪を置くためのスタンドや細かいアイテムが沢山ありますが、雰囲気出していけるようなイメージが湧いてきました!
当初予定していたナチュラル北欧テイストに近い感じになり、大満足です💪

 

ささっと進めてしまいましたが、電気内装にもこだわりポイントが💡

 

さすがに電気工事士の資格は無いので、プロにお願いしたのですが、ここで無茶なわがまま。

「ソーラーパネルで充電したエコエネルギーを店舗の電気として利用したい」
「はあ?」という反応から始まり、そこからは質疑応答の連続となりました。。
ワット数は?給電できるボリュームは?どの電気系統と繋がる?バッテリーが無くなったらどうする?など難しい内容だらけ…
ど素人がいきなり専門知識にわかる訳もなく、プロの方に謝罪しながらしっかり勉強🥹🥹
本当にご迷惑お掛けしました…

 

ですが!!!ようやくエコエネルギーを店頭でも利用できるよう、小さな施策を散りばめ天井裏にバッテリーからの給電が出来るスイッチャーを搭載!

CAESU.の店舗内ではCAESU.のロゴに照明を充てる、インフォメーション横のエリアがあるのですが、そこのエリア全ての電力をエコエネルギーで賄えるようスイッチング出来るようになりました🙌(またまた写真なし…)

 

 

全体で店舗を見るととても良い雰囲気🙆

 

 

店舗の什器作りはまだまだ続きます!

 

 

まずはメインアイテムを配置するトップビューエリア。

そこには耐久度が低くなり、利用しなくなった配送業者のコンテナパレットを引き取りました!

什器が置かれて行くと一気に雰囲気が出てきます♪

 

メインエリアは2箇所構築していますが、メインエリア1にはCAESU.のキラーアイテム、「廃材から作られた焚き火台BLANK-182」を陳列しております🔥

メインエリア2にはこれもご購入者の多い、「足場板から生まれる第二の人生 SPAR -second life-」など人気商品を陳列しております!

 

 

壁際には経営者の知人が新規オープンした喫茶店で利用した「カフェ板」の廃材を頂戴し作り上げたカフェ板陳列棚が一面に並びます☕️

 

商品をテストとして並べてみるとかなりおしゃれな雰囲気が漂ってきました🥹🩵

 

今のところ、大体廃材や端材で什器を作れています💪
キャンプ中に利用していて使わなくなった、ウッドラックや時同じくしてクライアントである飲食店様の新規オープン時に使われなくなった端材などを用いて、試行錯誤しながら店舗全体の照明、内装、床、などが終わりました!

(※サムネイルイメージ) 

 

いざ、作ってみると大変だった内装もすべて終わってみるとなんだか懐かしさと共に感慨深い何かが込み上げてきます。。

 

店舗作りからSDGsの感覚を散りばめ、地球にやさしくできるアイテムを販売していくこと、そうした想いを一貫して詰め込みCAESU.の店舗は出来上がりました🏕️

ちなみに内装費用の総額はなんと・・・


52万円!!!(一般的には300〜600万円ほど)
廃材でもここまでおしゃれに出来るのであれば、必要なのは知恵と時間と体力くらいですね♪

"CAESU."とは

地球へ恩を「かえす」商品を販売する、究極のサステナブルキャンプブランドです。

古くなった素材をアップサイクル・ダウンサイクルしながらあたらしいコンテンツを作り上げ、リサイクル素材・端材・間伐材・廃材などを利用しながら自然と一体になれるようなキャンプギアを創り上げ、世の中の持続可能な開発目標に向け、日々SDGsな取り組みを行っています。

世界にひとつしかないキャンプギアや、エコ・エシカル商材・フェアトレード商材やSDGsへの取り組みを意識し、地球にやさしくできるネットワークをCAESU.から広げていきます。