CAESU.の店舗が出来るまで【床の施工編-前編】
投稿日: 投稿者:STAFFCAESU.
CAESU. SDGs OUTDOORの実店舗を作る際、CAESU.のコンセプトからヒントを得て内装展開図を作成しました。
事業家や社長、特に飲食店や不動産の運営に関与したことのある方なら馴染み深い「スケルトン」や「居抜き」などの専門用語。
「スケルトン」は床や天井など完全に取り払った状態からのスタートです。
床作り、天井、壁など、1からすべてを作り上げるので自由なお店作りが出来るメリットがあります。
反面、「居抜き」物件は「前居住者が利用していた環境」からのスタートです。
自由なお店作りをするには床、壁、天井など既存の状態を取り壊すことから始まりますが、メリットとしては「前居住者の利用した跡を工夫次第で利用していける」という事です。
これは改装に当たるコストを大幅に削減出来る可能性があります。
「スケルトン」「居抜き」は双方メリットデメリットがありますが、CAESU.の実店舗は「居抜き」状態である店舗から運営を開始しました。
SDGsへの取り組みを主体として、販売していく商材は「廃材、端材、間伐材、リサイクル素材」などを利用した製品から「長く愛用」していける品質の高いものまで幅広く販売していくCAESU.のコンセプトをバックボーンに、居抜き物件から実店舗を作り上げていくことは工夫の連続でした。
1番最初に取り掛かった工程は、「床作り」
既に前居住者の残した床タイルが張られていましたが、キャンプギアを販売するブランドとしてはどうにも事務所感が強かったので、まずは「地球に優しい床材」を探すことから開始しました。
海洋ゴミの再生PETから生まれた床材や、紙材をリサイクルして生まれた接着式の床材など、世の中には環境問題へ取り組む様々な商品が生まれており
店舗作りのフェーズなのに、常に環境問題への知識が向上していく毎日に楽しさを覚えながらも
コスト削減とお客様に暖かみを感じて欲しい想いから、床材は「古くなり曲がってしまったり欠けてしまい安全性の問題から利用しなくなった足場板」を床材にする事に決定しました。
まずは床材の購入するところから開始です。
今回購入したのは国産スギを利用した足場板。
ひとつひとつの見た目や柄、木目が違い穏やかでありながらも個性がある見ていて飽きない足場板です。
実際にタイルの上に並べてみると、やはりズレて動いてしまったりタイルを傷つけてしまいそうだったので、
足場板を貼る工程の前に、タイルと足場板の間にズレ防止の木材複合版を貼りました。
複合版にボンドを貼り、丁寧に1枚ずつ足場板を貼る工程は地味な作業でしたが全身が筋肉痛になるほどの重労働。。
床材自体も重量があるので、腰に気を付けながらも作業は1週間ほど掛かりようやく床が完成!
思った通り、穏やかな色合いと個性が入り混じるお洒落空間が出来上がりました。
達成感をツマミに、自ら作った床の上に寝転びながら飲むビールは過去数年の中で1番美味しいビールでした🍻
CAESU.の実店舗は壁や天井など比較的綺麗な状態だったのでそのまま流用。
床材以外の工事は電気工事と配置する陳列棚や什器の作成が待っています。
続きはCAESU.の店舗が出来るまで【什器、内装編】で。
"CAESU."とは
地球へ恩を「かえす」商品を販売する、究極のサステナブルキャンプブランドです。
古くなった素材をアップサイクル・ダウンサイクルしながらあたらしいコンテンツを作り上げ、リサイクル素材・端材・間伐材・廃材などを利用しながら自然と一体になれるようなキャンプギアを創り上げ、世の中の持続可能な開発目標に向け、日々SDGsな取り組みを行っています。
世界にひとつしかないキャンプギアや、エコ・エシカル商材・フェアトレード商材やSDGsへの取り組みを意識し、地球にやさしくできるネットワークをCAESU.から広げていきます。