キャンプ中における環境への配慮【ご飯編】

キャンプやアウトドアに求めるものはなんでしょう。

自然を感じリラックスした環境に身を置くことは大前提ですが、楽しみ方は人それぞれ。

キャンプ中の食事も楽しみのひとつと捉える方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

大自然の中で食べるご飯が、なんでも美味しく感じてしまうのは

  • 自然を感じること
  • 綺麗で新鮮な空気の中にいること
  • 美しい景色や自然の音など人体にとって安らげる環境であること

など様々要因はありますが、主に五感で感じることが多いようです。

その中でも科学的に判明していることは、太陽光を浴びることで分泌される幸せホルモン「セロトニン」が自然の中では特に増幅されるからです。

食事という生命を維持するため当たり前に行う行動。

幸せな気持ちで食事をすることが、日々のストレスや気持ちを安定させてくれる大切なことなのでしょう。

 

 

そんな私たちのストレスを解放、または幸せな気持ちにしてくれる地球。

 

人間の幸せばかりを願ってしまうと温室効果ガスによる海面上昇や温暖化の影響により、多くの自然が破壊され、普段食べているお肉やお魚、お野菜などの食材も収穫量が減り、木や森、川や海がどんどんなくなり、私たちの大好きなキャンプやアウトドアが出来なくなってしまう恐れがあります。

 

自分たちが幸せな気持ちになりながらも自然を大切にしていける行動を「自然の中での食事」から取り入れてみませんか?

 

キャンプやアウトドアに行く前の下準備

キャンプやアウトドアに行く際、多くの人は目的地近くのスーパーで食材を購入することが多いでしょう。

自分たちでご飯を作り、大自然の中協力しながらご飯を作る。

スーパーでの買い出しや協力しながらご飯を作ることもキャンプやアウトドアを楽しむ要素のひとつだと思いますが、スーパーで購入するお肉やお魚のトレイ、ビニール状の包装袋、ビン、缶、ペットボトルなど、数時間、または一泊二日などの滞在でもかなりのゴミが出ます。

 

昨今のキャンプ場やアウトドアスペースは「ゴミは持ち帰ってください」と謳うところも多いですが、もちろん捨てられるキャンプ場、アウトドアスペースもあります。

ここで問題になってきているのは「不法投棄」と「ゴミをキャンプ場に捨てていく事」です。

 

ゴミを持ち帰ることを前提にしたキャンプ場近くのコンビニや私道ではゴミの不法投棄が問題になり、また「ゴミを捨てても良い」と謳うキャンプ場でも正しく分別されずに廃棄されたり、自然の中に捨てられたり問題は山積みです。

 

日本人の傾向としては、捨ててはいけないエリアでもゴミが捨てられていたり、捨てている人を見かけると、「ちょっとだけなら捨てても良いかな」と集団心理が働きます。

 

まずはそういった「不法投棄」や「ゴミを捨てていくこと」自体を減らし、環境に思いやりを持てる心を養っていくために、キャンプやアウトドアに行く前に自宅付近で食材を購入し、前日や当日にある程度仕分けやパッキングを行い、キャンプ場やアウトドアスペースで発生するゴミを減らすことから始めてみましょう。

 

 

例えばこの写真、CAESU.メンバーでキャンプに行く際に撮影したクーラーボックスの中身ですが

お酒や食材ともにすべて自宅からパッキングを行っています。

極力、使いまわせるラップやジップロックを使い、そうでないものもゴミとして大きく嵩張らないよう選別しています。

 

この日は日中からお酒を飲み、自宅から持ってきたつまみを食べ夜はビビンバカレーを竹の炊飯器で作りました🍛

 

ゴミの量もスーパーなどで購入してから行くより極端に少なく、事前に調理してから向かうため生ごみの発生もありません。

↑竹の炊飯器で炊いて使ったビビンバにカレーを注いだ天然のキッチンツール(竹炊飯器)お皿代わりにも◎

 

 

 

今後も自然を楽しみ、自然に癒されにいくために、自然のことを考えていかなくてはなりません。

キャンプへ向かう際の買い出しが楽しい気持ちもわかりますが、発生するゴミの量や不法投棄を考えたら自宅で作ったり必要な分の食材を必要な分だけパッキングするスマートなキャンプ飯の準備もこれからは選択肢の中に取り入れてみてはいかがでしょうか🏕️